30㎝水槽立ち上げの時の水質データを振り返る

規定量での水質検査

30㎝水槽の立ち上げデータ

 30㎝水槽を立ち上げた時に、水質データを小まめに記録して管理してました。初めてバクテリアと水質に着目して、立ち上げました。

30㎝水槽の立ち上げデータ

アンモニアが完全にゼロになるのに2.5週間。
その前に亜硝酸が1週間目でゼロになってます。
写真は左からアンモニア、亜硝酸、pH。
この時、硝酸塩もアンモニアがゼロになってから、一旦25mg/ℓに増加した後10mg/ℓまで減って、安定しました。

硝酸塩は水換えで減らす

この硝酸塩が一定量で安定して増えないのは、理屈の上では無いことです。
好気性バクテリアが活発に働いていれば、アンモニア→亜硝酸→硝酸塩というサイクルができているので、硝酸塩はたまっていきます。
これを減少させるため、一定期間ごとに水換えをする必要があります。

嫌気性バクテリアで硝酸塩は減るが……

硝酸塩が蓄積されない理由として考えられるのは、嫌気性バクテリアの存在です。
溶存酸素の希薄な場所では住み着く可能性はあるので、これが硝酸塩を分解して、窒素として放出しているかもしれませんが。
立ち上げはバイコムのスターターキットを使ったので、嫌気性バクテリアも投下しました。
これが住み着いたのか、あるいは未知のバクテリアが居て、還元ろ過しているのか。

バクテリアの存在は未知数

自然界には無数のバクテリアが存在していて、人間に知られていないものも沢山あります。
高温の温泉水の中に、硫黄を分解しながら生息しているバクテリアがいると聞いたことがあります。
何でもありです。自然の驚異ですね。
小さな水槽に好気性バクテリアと嫌気性バクテリアが両方、住み着くことは、実際には考えにくい。
未知のバクテリアがのおかげで、硝酸塩が蓄積されないとしても、あながち間違いではないかもしれません。
何でも人間がコントロールできるというのは、思い上がりでしょうね。