硝酸塩の濃度が抑えられています
1週間に一度の水替えの時に水質検査をしますが、今回は低い濃度で測定されました。
予想を下回る検査結果が
水替えは硝酸塩濃度を人為的に低下させるために行いますが、今回の測定では予想より低い値の結果が出てきました。
測定結果の写真が似通っているので同じ写真を使い回ししていると思われるかもしれませんが、そんなことはありません。過去のものと見比べてください。
よく見えないかもしれませんが、10mg/ℓの色目より薄いようです。これはどういうことでしょうか。
エサの量は少なくしていますので、その効果が出ているのかもしれませんが、ここまで濃度が低くなったのは久しぶりのことです。
気温との関連
他に考えられることといえば、このところの気温の低下です。2〜3週間前から最低気温が20℃くらいに下がってきていますが、日中の最高気温が30℃を下回ることが増えてきたのはここ数日のことです。
最高気温が低下してきていることと、硝酸塩濃度の低下に相関関係があるかもしれません。
有機栄養バクテリアは高温を好むと言いますので、エサのやりすぎによる富栄養化&有機栄養バクテリアの増殖により水槽内のバランスが崩れて、アンモニアはなんとか分解できていたものの、硝酸塩がたっぷりと蓄積される状態が続いていたと思われます。
この環境は茶ゴケの増殖には適していたと思われ、この夏の茶ゴケ騒動へと発展していったようです。中でもエサのやり過ぎが最大の原因で、それに気づくのが遅くなって四苦八苦する結果につながりました。
水槽内バランスの回復
エサを控え目にしたことで有機栄養バクテリアの増殖が抑えられ、このところの気温の変化で水槽内のバランスが回復し、水質の安定につながったようです。水の透明度も増し、見た目にもきれいになりました。
洗浄後の人口プラントの葉の表面に茶ゴケが付着することもなくなり、ガラス面に付着した茶ゴケについても次第に減少しているように見えます。これは何日か観察しなければ、結論は出せませんが……
LEDランプや水槽内のろ過器の調整など、この夏はいろいろ試みましたが、水温と富栄養化が原因という結論になりそうです。