冬の間も茶ゴケは健在
秋が来て茶ゴケの増殖が目立たなくなっていたので、エイトコアSのみの環境で固定。2ヶ月が経過しました。低温環境下でも茶ゴケは増殖
茶ゴケの増殖が目立たなくなった要因が水温の低下だと考えていたので、冬の間は増殖が抑えられているだろうと仮定して環境を固定、水換えのみでそれ以外は手を加えないで来ましたが、結局は茶ゴケが増殖してしまいました。
茶ゴケが必要とする栄養素として硝酸塩を仮定していました。硝酸塩を減少させれば茶ゴケを抑えることができると考えて対策を立てて来ました。
水替えを頻繁に実施している我が家の水槽では、硝酸塩の過度の蓄積はないと考えています。
にもかかわらず、茶ゴケ発生の完全な抑制とは程遠い状態です。なぜでしょう。
別の物質の蓄積か
コケ除去についての調査が、まだまだ不足していました。水槽内のコケ類の発生の原因として、リン酸とケイ酸が関係しているという記事を見つけました。
いままで、なぜ見つけられなかったのかな。インターネット上での検索には自信があったのだけど……
リン酸は餌や排泄物が発生源で、ケイ酸は水道水に含まれているからとのこと。水道水に含まれているのなら、水換えしても除去できない。濃度によってはむしろ増加させてしまう危険性が高いですね。
水質を良くする方法といえば、これまでも当ブログでも注目した、生物ろ過によるアンモニアの硝化が一般的で、測定する物質はアンモニア、亜硝酸、硝酸塩でした。それ以外の物質が水質と関係あると考えたことはありませんでした。
まだまだ知識が足りないんですね。
吸着剤の使用
コケ抑制の方法として、吸着剤を使用してリン酸とケイ酸を取り除くというものがあります。エーハイムからも商品が出ています。
白色と黒茶色の吸着剤が販売されていますが、白色はアルミナ系、黒茶色が酸化鉄系だそうです。アルミナ系は水中へのアルミ放出の可能性があるとのことで、酸化鉄系を使ったほうがよさそうです。エーハイムの商品も色が茶色なので酸化鉄系かな。
ただ、どんな抑制剤、除去剤などの使用でも気をつけないといけないのは、状況が悪化してから使っても効果があまり期待できないことが多いことです。
抑制剤ではありませんが、バクテリアによる硝化でも、アンモニアが多量な場合は、バクテリアをいくら投入してもバクテリアの増殖が期待できないです。私の場合もアンモニアの濃度が高い状態で試して、失敗した経験があります。
茶ゴケの場合も、水槽内の茶ゴケの物理除去、つまり掃除が必要ですね。
今は寒いから、もう少し暖かくなってからにしようかな……
コケで金魚が死んだりしないし。
底砂に大量に蓄積しているか?
もう一つコケ増殖の原因に、原因物質の底砂への蓄積の可能性があります。
これまでも適切な生物ろ過を検討していた時に何度か清掃して来ましたが、どうしても落下したフンやエサが底砂へ蓄積していくのは避けようがありません。
これが悪さをしていることが考えられます。水槽の清掃は、半年に一度はしないといけないのでしょうか。
それとも底砂をやめて、ベア水槽を検討すべきか。悩むところです。
いずれにしても春がきたら、まずは水槽の清掃をします。