水質が安定してきました
茶ゴケをめぐってドタバタした今年の夏も終わり、秋になって何故か水質が安定してきました。
硝酸塩濃度が10mg/ℓ弱
今年の夏は水槽に茶ゴケが増殖し、その対策に追われました。
着目したのは硝酸塩濃度が高いことで、その原因は水がまだ立ち上がっておらず、水質浄化サイクルの最後の環の水中プランクトンが存在してないことでした。
この解決を図るべくいろいろな手立てを打ってきましたが、増殖のスピードが落ちることなく、水槽内は茶色に染まっていったのでした。
それが秋に入って朝晩の気温が下がり、特に日中の気温が30℃を下回るようになると、それまでがウソのように茶ゴケの増殖がおさまり、硝酸塩濃度も下がっていったのです。
対策といえばエサの抑制
有機栄養細菌の増殖を試みてみたり、植物性プランクトンがすみ着くことを願いつつLEDライトを購入して日中に8時間だけ点灯させてみたり、いいと思われる対策をいくつも実施してみましたが、唯一効果があったと思われるのがエサを控えめにしたことです。
確実に言えるのは、餌を控えめにしたことが硝酸塩の過剰蓄積を抑制したと思われることです。実際数値は下がって、現在の10mg/ℓ弱になってます。
このように実施したことが確実に実績につながることを数値でとらえて効果として実証し、それを対策として定着させることが重要です。
バクテリアの増殖をさせようと商品を買って投入したところで、実際に効果が出る保証もないし計測もできないので、憶測や推測によるやみくもな対応が続いていくことになります。時間や金のムダになります。
水質は安定しています
今日も週に一度の水替えを行いました。最近は硝酸塩の濃度が低いので、2ℓを替えます。全量が8ℓなので4分の1の量になります。
久しぶりにアンモニアと亜硝酸、PH値を測定してみました。アンモニア、亜硝酸が共にゼロで、PHは8.0でした。
PHが少しアルカリ寄りなのは底床が大磯だからです。万が一アンモニア値が上昇したとき、PH値が低いとアンモニアの毒性が金魚を直撃するので、高めになっているのが望ましい。
これからドンドン気温が下がっていき、水のバクテリアなどの変化も激しくなってくる季節になりますので、毎日の観察をしっかりやっていきます。