エアポンプの使用感について
最初のポンプはセット商品
夜店の金魚すくいで我が子がすくった、と言うよりオマケでもらった金魚たちを死なせないためにあわてて買った飼育グッズの一つに、ろ過器&エアポンプのセット商品がありました。
最初のうちは真剣に買っていくというより死なせないために最低限の道具を買いそろえていこうと考えていて、水槽からエサから店にある商品を物色してできるだけ小型のサイズでお手頃価格のものを探して買っていました。
2匹ということもあったし最初から大げさに道具をそろえてしまうと永く続かないかもしれないという懸念もあり、知識もなかったのでろ過などの必要性についても感じていなかったこともあって、場当たり的に買っていきました。
後から考えたら費用対効果という点で非常に効率が悪かったと思います。
最初の水槽は超小型のものでどんぶり金魚に毛が生えた程度の飼い方になっていたのでしばらくすると白く濁ってきました。
何とかならないかとインターネットで調べてろ過器に行き当たり、それをセット商品で買いそろえたというところです。
このポンプは粗悪品というわけではありませんが音が大きい。
そのころは音が大きいということも分からず、そんなものかと気にしていませんでしたが、夜起きてトイレに行くときに静けさの中に響く振動音が次第に気になり始めて、またまた逐次的な必要性からお店を物色して、静音設計のもので小型のものを買ってきて試しました。
そのポンプは振動音が全く聞こえずこんなに違うものかと感心しきりでしたが、2週間くらい経った頃からとつぜん比較的高めの音階の騒音がポンプ本体から聞こえるようになって、時間が経つにつれ耐えがたいものになってきたため使用を断念しました。
水作のエアポンプ「水心」
もっと慎重にインターネットでの評価を参考にしようと再度調査をしたところ、水作の水心と日動のノンノイズの評価が高いことを知りました。
金持ちではないのでどちらかを選択しないといけないので、ろ過器も販売している水作の方に決めました。
セットして動かしてみるとその静かさに安心しましたが、同じく静音設計を売りにしている商品でガッカリしているので数週間だいじょうぶかどうか時間をかけて結論を出すことにしましたが、その後1年たった今日まで音が大きくなる気配はありません。
音が静かになる工夫
水心がなぜ静かなのか観察してみたところ、ポイントは本体の足にありました。
本体は大きく振動しているためコードなどが触れると音が伝わって騒音になりますが、そうでなければ巧妙に設計されたゴム製の足に振動が吸収されるため、本体の振動による騒音はほとんどありません。聞き耳をたてるとわずかに聞こえる程度です。
あとは空気の吐き出し口からの騒音ですが、チューブをはめてろ過器を接続して水中に沈めれば、水に音が吸収されてしまってほぼ無音になっています。
エアポンプを構造的に静音にするには本体の足で振動をいかに吸収するかをしっかり設計すれば良く、排出口からの空気の騒音については接続先の水中で吸収されるので問題ありません。よく考えられています。