エアレーションで水中ポンプを使ってみた

水中に酸素を溶け込ませるには

エアレーションというとエアーストーンを使って細かい泡を水中に作って、酸素を溶け込ませる方法が一般的です。

実はこの方法では酸素の溶ける量が少なくて、金魚飼育には不足という情報があります。

酸素を水に溶け込ませる重要なポイントは、空気に触れる水の表面積を増やすことです。

表面積を増やすには

空気ポンプで泡を作っても泡の表面積は少ないので、酸素が溶け込む量も少なくなります。

それより効果のある方法は水面に波を作る事と水を対流させる事です。

かなり細かい泡を作るエアストーンもあって、それで表面積を増やそうとしていますが、対流と波に比べると増加量はわずかです。


テトラのマイクロフィルター

テトラが販売しているマイクロフィルターというろ過装置には、かなり小型の水中ポンプが付いています。

このフィルターのろ過能力には疑問がありますが、水中ポンプが小型で使いやすそうだと、以前から目をつけていました。

水の吐き出し口にはポンプに向かって垂直に、つまり設置したら水槽の水平方向に向いているノズルが付いています。

このノズルは付属しているシャワーノズルと交換可能で、取り外せます。

このノズルを外したままにすれば、設置後の水面方向、つまり上の方に水を噴き出すことができます。

これを利用すれば、水面に波を作ることができます。

水平方向への吹き出しノズルをそのままにしておくと水流を作ることができますが、水量8ℓの水槽には不向きと考えて、今回は水面に水を噴き出すことで、水流の勢いも少なくすることも狙っています。


水の対流も作ります

また、ろ過フィルターの機能を使えば、水の対流も作り出します。

エイトコアを設置することで、泡が上昇するときに水を対流させるようにできますので、水流量を抑えながら適度な対流を起こすことで、波+対流による水表面積の増大を実現します。

これが今回の秘密兵器の正体でした。