10月:琉金ショートテール
10月の金魚カレンダーは、琉金ショートテールです。
ショートテールという種類はない
カレンダーの写真が琉金ショートテールになっていて、いろいろな種類のショートテールが下の方に掲載されているので、ショートテールという種類があると考えてインターネットで検索しましたが、ズバリの情報が出てきません。ウィキペディアにもありませんでした。
キーワード検索をかけると、かなりの確率でトップにウィキペディアが出てくるのですが、ショートテールでは出てきません。
それでも引っかかったWebページの記事を読んでいると、ショートテールは種類ではなく、琉金の中に尾ひれの短い種類があって、それをショートテールと呼んでいることに気づきました。琉金のショートテールですね。
ロングテールはない
琉金は和金と並んでポピュラーで人気のある種類なので、このキーワードで検索すると、狙いどおりウィキペディアがトップで出てきました。当然です。
写真を眺めていると、金魚のイメージは和金と琉金だなあと改めて感じますね。出目金もよく絵などで描かれますが、金魚鉢に入っている金魚といえば琉金が一番多いと記憶していますが、いかがでしょうか。
丸い胴体と長い尾ひれで、赤かったり紅白模様だったり、黒ブチのキャリコだったりします。その長い尾ひれが短くなった変種がショートテールと呼ばれています。その逆はロングテールと言わない。
江戸時代に中国から来た
中国で変種を固定化したものが、琉球経由で輸入されたので琉球の琉の字をとって琉金としたのが名前の由来です。
この琉金がショートテールの元になっているので、琉金の種類だけショートテールも種類があるようです。カレンダーにもいろんな琉金ショートテールが掲載されています。
写真で見ると、かなりいびつな形をしていますね。背中が盛り上がっている。
琉金は泳ぎが苦手なので、他の速く泳げる金魚と混ぜて飼うときにはエサを食べているか注意する必要がありますが、このショートテールは更に泳ぎが下手そう。
丈夫な琉金ですが、自然界では生きていくのが難しそうですね。
※アイキャッチ画像および文中の写真は日本観賞魚振興事業協同組合が発行した2017年金魚カレンダーを管理人が撮影したものを使用しています。